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ブランク看護師なら再就職前に知っておきたい、最近の点滴事情

ブランク看護師なら再就職前に知っておきたい、最近の点滴事情

ブランクがあると再就職のときに気になるのは看護技術です。中でも気になるのは採血・点滴・注射といった、患者さんの体に傷をつけることになる技術ではないでしょうか。

ブランクの間に自分の腕前が落ちるだけでなく、医療技術が進歩して道具も変わってしまいます。また、職場によって使っている物品が異なったりもします。ブランクが長くなればなるほどなおさらです。

いっぽう、何か問題があり訴訟になった場合には、点滴のような技術の実施には医師の指示が必要なものの、看護師が最終実施者として被告扱いされることが殆どです。つまり、患者さんだけでなく看護師にとっても危険と責任が伴う技術だと言えます。

そんな、ブランクがある看護師なら気になる最近の点滴事情について見てみましょう。

なお、点滴とよく似た技術として注射や採血がありますが、注射については当サイト内の「ブランク看護師なら再就職前に知っておきたい、最近の注射事情」を、採血については「ブランクがある看護師の再就職、採血がキーワード!」をご覧ください。

点滴にまつわる看護技術の変化

留置点滴が看護師でも実施可能になり、主流になっている

留置点滴が看護師でも実施可能になり、主流になっている

これは10年程度以上のブランクがある方では大きなトピックスかもしれません。法制度上で末梢留置点滴の実施が看護師でも可能になっています。

末梢留置点滴はコストの高さや長期の留置による感染などの短所もあります。しかし翼状針など金属針を使った点滴は点滴漏れや針刺し事故など安全面での問題も多くみられます。

このため、特に規模が大きな病院などでは末梢留置点滴が主流になっていたり、一時的な点滴であっても留置点滴用の樹脂製の留置針を優先して使用している病院も増えています。

もちろん、抗がん剤など点滴漏れが深刻な問題となるような薬剤や輸血などは看護師が実施するものではありませんし、小児の取り扱いなども医療機関によって解釈が異なります。また、医療機関によっては全く看護師は実施していない所もあります。

あるいは長期留置による感染を防止するため、点滴の留置期間も医療機関によって独自に基準を定めているところが多いです。

このように医療機関によって点滴は実施基準が大きく異なるので、ブランクがそれほど長くなくても再就職する際には看護基準を確認するなどしっかり注意して確認しておきたいところです。

抗生物質の皮内テストはせずアレルギー確認と観察で対応

抗生物質の皮内テストはせずアレルギー確認と観察で対応

10数年前なら抗生物質を初めて投与するときは皮内テストを行う、というのが常識でしたが、現在は行っていません。その代わりに、初回投与時は緩徐に点滴しながらアレルギーの観察をすることとなっています。

最近看護師になった方ならば逆に皮内テストって何?という風ですが、アレルギーの患者さんは増えているので、簡単に済ませられることではありません。

抗がん剤の取り扱いにも注意

抗がん剤の取り扱いにも注意

抗がん剤の取り扱いも、取扱者の被ばくによる発がん性などを受けてかなり取り扱いは厳しくなっています。このため、規模の大きな病院や専門性が高い病院では、薬剤部など中央で清潔条件下でミキシングしている病院も増えています。

中小規模の病院であればまだまだ看護師が病棟でミキシングしているところもありますので、こちらも取り扱い基準などを確認したいですね。

点滴にまつわる器具や薬の変化

事故防止などのため、器具が発達

事故防止などのため、器具が発達しています。

先ほど、留置点滴についてはシリコン製の留置針が多用されるようになっていることをお話しましたが、針刺し事故防止機能が付いた点滴針も開発されていて多用されるようになっています。

針刺し事故防止機能が付いた点滴針も開発されていて多用されるようになっています。

こういった点滴針は単純な金属針とは取り扱い方や点滴の手順が異なることがあります。

ガラス瓶は激減し、点滴キットが増えている

点滴キットが増えています。

ボトルの取り扱いが容易で軽く扱いやすいことからプラスチックボトルの薬品が増えています。ガラス瓶は血液製剤など一部の薬剤でしか使われていません。

また、プラスチックボトルの普及とともに増えているのは、点滴キット製品です。薬剤と生理食塩水などが1パックになっていて使用直前にキットの中で混合させるものです。

特に抗生物質では多くの薬品がキット化されています。キット製品はコスト的には高価になりますが、注射器などを使って混合させる手間が省けて清潔に取り扱うことができます。

その代わり、投与量に融通が利きにくい、混合忘れによる投与ミスなどが起こりやすくなっています。

やはり安価なのは従来のバイアルやアンプルなので、コスト的にそちらを使用している医療機関もあります。ここ数年で就職してブランクに入ったという方は逆にこちらのほうが作業としては慣れないかもしれませんね。

様々な中心静脈点滴技術の変化

様々な中心静脈点滴技術の変化

中心静脈点滴の分野では技術としては大きな変化はありませんが、材料はこちらもキット化が進んでいます。キットはやはり高価ですが、看護師がカテーテルや局所麻酔などあちこちから物品をかき集めて準備する手間が省け、清潔野の確保がしやすくなっています。

キットは大規模な病院では独自に業者に発注して組んでいるところもあります。

CVポートなどは逆流防止弁付きの物が出ていたり、透析などにも使える中心静脈カテーテルでは血液凝固を防止する薬剤が塗布されていたりと、用途によって種類も増えています。

薬の発展に伴って増えている「混ぜるな危険」

薬の発展に伴って増えている「混ぜるな危険」

薬の研究開発が進むにつれ化学構造が複雑な薬が増えているせいか、相互作用や変性のために「混ぜてはいけない」点滴薬や注射薬が増えています。

これは患者さんの命に関わったり、薬の効能を損なってしまったりするので、復職したら十分に気を付けましょう。

再就職にあたってのブランク看護師のための点滴の心得

手技に不安があれば研修を受けよう

手技に不安があれば研修を受けよう

なんとなく手順をうろ覚えでいても、少し物品が変わると手順も変わって、すぐにはできない、ということもあります。

技術に不安がある方は、看護協会やナースセンターで再就職前に研修を受けることができます。また、院内研修を行っている医療機関もあります

慎重な確認は患者さんだけでなく自分を守る手段だと心得よう

慎重な確認は患者さんだけでなく自分を守る手段だと心得よう

薬品や手順の確認は慎重にしましょう。ブランクの間に変化していることもあれば、職場が変わることによって異なることもあります。

復職したらマニュアルは必ず確認してそれに従いましょう。これは、患者さんを守るためだけではありません。医療事故での訴訟は、実施者である看護師にはかなり不利な結果となることが多いです。

これは他でもない、あなた自身を守るためなのです。

場合によっては保険にも

場合によっては保険にも入っておきましょう

看護協会で医療訴訟に対応する保険に申し込むことができます。取り扱いが難しい薬を扱ったり点滴などを多く行うような医療機関に復職するならば、この際保険に加入しておくのも良いかもしれません。

まとめ

どうでしたか?ブランクの期間が短い方にとってはご存知の話題も多かったかもしれませんね。でも、気を付けて、大丈夫だと思っていることでも職場が変わったり時間が経つと実際に働いてみて驚くような違いに出会うこともあります。

場合によっては点滴が少ない職場を選んだほうが良いかもしれませんし、院内研修などについても詳しく情報を得ておきたいですよね。そんな時は、転職サイトへの登録がおすすめです。

転職サイトのコンサルタントなら、あなたのブランクや技術に合った職場を選んでくれますよ。

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