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ブランクからの看護師の再就職先、オペ室はどんな風?
ブランクから看護師として再就職するのは知識や技術や体力など色々と勇気がいるかもしれません。
では、再就職先の一つとしてオペ室はどうでしょうか?ブランクを経た看護師から見たオペ室の働きやすさ、働きにくさ、再就職先の選び方を見てみましょう!
目次 [目次を隠す]
ブランクのある看護師から見たオペ室の働きやすさ、とは?
オペ室は残業が少ない職場
多くの病院では、オペ室は比較的残業が少ない職場の一つです。
長時間かかるような特殊な手術を除いて、ほとんどの手術は基本的に定時までに終われるように手術予定は組まれているものです。また、あらかじめ定時を超える長時間手術については夜勤(あるいは当直)に定時で引継ぎされるのが基本だからです。
ブランクのある看護師には子育てなど個人的な事情で残業しにくい人もいますから、そんな場合にも働きやすい職場です。
オペ室は夜勤の回数が少なく、就職してすぐに夜勤に入ることも少ない
病院にもよりますが、オペ室は夜勤(あるいは当直)も比較的少ない場合が多く、また指導上の都合から夜勤に入る時期も遅い部署の一つです。
夜勤が少ない理由は、当直医や麻酔医の確保などの理由から夜間の手術室の稼働数は限られている病院がほとんどです。規模が大きな病院になるほど日中に比べて夜に稼働している手術室の数が少なく、夜勤回数自体が少ない場合が多いです。
また、長時間手術や緊急手術が多い脳外科や心臓血管外科などの複雑な手術は通常はオペ室でも訓練された看護師でないと介助ができません。
そこまで大きな手術を行っていない病院でも、手術科目を全て介助できるようになるまで看護師は夜勤に入ることができません。
このため、夜勤に入る時期も遅い場合が多いのがオペ室です。ブランクのために仕事に不慣れで仕事と生活のタイムマネージが難しい時期には夜勤に入らずに済むことが多いです。
仕事のパターンが決まっていてマニュアルがしっかりしている
オペ室の代表的な仕事には手術介助や手術準備などがあります。このような仕事はある程度は流れやパターンが決まっていますし、多くの病院でマニュアルが整備されています。
それはそうですよね、基本的な手順を誤ってしまうと手術そのものが危険になってしまうからです。では、パターンが決まっていてマニュアルが整備されているとどういうメリットがあるのでしょうか?
一つ目のメリットは、誰でも均質な仕事ができるということです。ブランクがあるとか手術室の経験がないといった不慣れな人でもある程度の仕事ができるようになっている、ということです。
二つ目のメリットは、仕事を覚えやすい・仕事に慣れやすいということです。考えてみてください、ブランクがある・手術室の経験がないあなたでも、マニュアルの通りに仕事ができれば仕事に入りやすいのではないでしょうか。
他の病院であってもオペ室の経験があるあなたならば、なおさらオペ室は仕事に馴染みやすい職場ですよね。
ブランクがある看護師から見たオペ室の働きにくさ、とは?
細かく覚えることが多い
先ほどはパターンが決まっていてマニュアルが整備されているので仕事に慣れやすいというお話をしましたが、そのいっぽう器械類の名前は覚えなければならないというのはオペ室には付き物の話です。
オペ室で使われる器械は各科によって特殊なものがあり、またどんどん進歩していたりもします。暗記が苦手な人には少し取っつきにくい職場かもしれませんね。
オペ室での経験がないと慣れない物の名前を一度にたくさん覚えるのはやはり大変かもしれません。また、オペ室の経験があってもブランクが長いほど、前にいた病院と再就職先の手術科目などの環境が違うほど、覚えることは増えるでしょう。
患者さんとの接点が少ない
オペ室という特性上どうしても好き嫌いが別れるのがこの部分かもしれません。オペ室看護師が患者さんと確実に接するのは、術前面談・手術直前・局所麻酔の術中・手術直後だけです。
全身麻酔の場合、手術直前はごく短い時間ですし、手術直後には麻酔から覚醒していないこともしばしばです。しかも患者さんの対応は、直接に医師を介助する看護師の仕事ではありません。
もちろん、患者さんとの継続的な接点はほとんどありませんし、どうしてもオペ室看護師の仕事での接点は看護師や医師・技師などがメインになります。
このほうが気楽という看護師もいますし、患者さんが好きで看護師になったという人には苦痛に感じることもある職場です。
雰囲気が厳しいことがある
手術や麻酔は命の危険があるような人為的な操作をする場面です。病気を治すための手術なのに、その手術や麻酔で命の危険があったり障害が残ったりしては大問題です。このため、緊迫感を伴いやすい現場なのがオペ室です。
また、先ほど挙げたように看護師の心を癒してくれる患者さんとの接点も少ない場合が多いです。
そのせいかオペ室は雰囲気が厳しいことも多い職場です。オペ室には同僚のミスを許さない看護師がいるようなこともあります。もちろん病院や看護師長がどんな人かなどによって随分と雰囲気は違うでしょう。
ブランクを経たあなたに合ったオペ室探し
あなたのライフスタイルから探す
家族や自分の時間を大切にしたいあなたにはオペ室は合っているかもしれません。再就職先の勤務時間・残業時間・夜勤(当直)の回数や夜勤を始める時期などを詳しく確認してみましょう。
日帰り手術をしているクリニックなどの手術担当看護師の求人もあります。このような場合は急な休みが取りにくいこともあり、確認が必要です。
また、オペ室の夜勤専従のパート業務の求人がかかることもありますので、オペ室経験者であればそちらが効率よく稼げるかもしれませんね。
手術科目から探してみる
たくさん新しいことを覚えるのは大変、というあなたなら手術科目が少ないオペ室を選ぶと仕事に慣れやすいでしょう。また、局所麻酔の手術を主に扱っている医療機関ならば、患者さんとの接点も多めです。
オペ室の経験がある・仕事をもっと頑張りたいというあなたは脳外科や心臓血管外科・小児外科などの手術をしている病院を選んで手術看護認定看護師などの道を模索するのも良いかもしれません。
職場の雰囲気を知っておく
ブランクもあるし、どんなに条件がよくても職場の人間関係が作れないと辛いなぁ、というあなたは再就職先の雰囲気について調べておくに越したことはないですよ。
他にブランクを経て再就職したり子育てしながら働いているような看護師がいるか、なども確認しておくと心強いですね。
まとめ
いかがでしたか?ブランクがある看護師にとってオペ室は働きやすいところもあれば、働くのが大変そうに見えるところもありましたよね。
「メス!」「はい!」というあのやり取り、一度は憧れたことありませんか?医師との阿吽の呼吸もオペ室看護師の楽しみでもあるんですよ。
でも、あなたに合うオペ室を探すのは一人では一苦労かもしれません。転職サイトに登録してコンサルタントの力も借りて、あなたに合ったオペ室を見つけてみませんか?
執筆者情報
看護師、ブランクからの求人 編集部
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