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中途採用とはいえ“新人”!ブランク看護師の再就職先での心得とは?
いくばくかの経験があるとはいえ、中途採用でも新しい職場から見れば“新人”と言えば新人。かと言って、全く新人扱いもしてはもらえない・・・、なかなか中途採用の立ち位置は難しいものです。
ブランクをおいての再就職となると、看護師の職場の雰囲気がどんな風だったかも忘れているかもしれないし、職場での人間関係の作り方にも不慣れになっているかもしれませんよね。
そんな、ときにはちょっと難しいこともあるかもしれない“新人”としてのブランク看護師の人間関係についてのお話です。
目次 [目次を隠す]
ブランク看護師が“新人”として再出発するには、外せない職場での人間関係
中途採用で、しかもブランクもあるという状況で再就職すると、新しい職場でまず慣れるのが大変なのは業務そのものよりも職場の人間関係や雰囲気かもしれません。
業務はもくもくと一人でこなすこともできないことはないです。しかし、患者さんとの人間関係は看護師としてすぐ作れる、という人でも、多少なりの苦労や気遣いを伴うのは看護師との人間関係です。
仕事の人間関係は最低限で十分という人もいますが、ほとんどの人はなかなかそううまくはいかないでしょう。
新しい職場では人に聞かなければわからない仕事に遭遇することも多いし、ほとんどの看護師の業務には「申し送り」や「引継ぎ」が必要です。一人では手が足りない処置もあり、看護師間での協力も欠かせません。
ブランク看護師にとって、新しい職場での人間関係に、“新人”としての再出発が成功するかどうかがかかっているとも言えるのです。
ブランク看護師は新しい職場での人間関係が難しい?それはなぜ?
ブランク看護師から見た新しい職場への戸惑いとは
「ブランクがあるとはいえ、私は看護師。仕事も人間関係も大丈夫なはず」とまで確信して新しい職場に乗り込める人は少ないでしょう。しかしこれは、実は多かれ少なかれほとんどの人が心の奥底で感じていることです。
しかし、働いてみると、実際には予測とのギャップが色々と起こります。これは避け得ないことです。そこには自分でも自覚できないほど様々な戸惑いや驚きやがっかりが起こります。
知らない場所、知らない看護師や医師、知らない仕事、知らない患者さん、知らない病気、知らない薬、知らない処置、知らない機器、知らないルール、知らないマナー、知らない常識・・・数々の「知らない」が刻々とあなたを苛んでいきます。
ましてや、ブランクがあると忘れていることもありますし、できないことも増えます。絶え間ない「知らない」攻撃を受けるうえに「できない」攻撃や「できそうでできない」攻撃も続きます。
いわば再就職してすぐの“新人”の時期は危機状態なのです。そのうえ、“新人”の遠慮がここに加わると、これで人間関係をうまく作るのはどうしても難しいことだと言わざるを得ません。
また、経験とブランクがある分、年齢もそれなりに経ていますから、新しい職場では自分より経験がある若い看護師たちを年齢が下だからと後輩扱いするわけにもいかないし、同年代の看護師とすぐに対等になれるわけでもありません。
先輩だけど“新人”!?職場も戸惑っているかもしれないブランク看護師との人間関係
逆の目線、職場の看護師たちから見たあなたはどう映っているのでしょうか?
以前の職場で中途採用の看護師を受け入れたことがある人ならわかるかもしれませんが、中途採用の人が新しく職場に来ると多少は扱いに戸惑うものです。
ブランクがあると、経験値があっても実際の技術や知識や判断力が落ちていたりしますので、あなたは「先輩であり後輩」「経験者であり新人」という扱いに困る相手となります。
あなたを迎え入れる側としては、あなたがどれだけ知識があるのか・どれだけのことができるのかがわかりませんし、どの程度指導が必要なのかもわかりません。年上ともなるとどこまで言えばいいのか、という遠慮も出てきます。
相手もどうあなたと関わっていいのかわからない、つい遠慮したり言えなくなってしまう、というのも無理はないですよね。
ブランク看護師のための、効果的に人間関係を作る“新人”としての心得
では、ブランクから再就職するあなたのために、“新人”としての心得を考えてみましょう。
出過ぎず、さりとて引っ込まず
新しい職場で、自分の知らない方法や納得のいかない考え方に出会うと、つい口を出してしまいたくなったりします。さりとて、腑に落ちないまま仕事をするのもいい気はしないですよね。
仕事への責任として言うべきことはいいたいけれど、でも新しい職場のやり方を否定すると人間関係も作りにくくなるし、言うのも気が引ける・・・さて、どうしましょう?
ひとまずは郷に入っては郷に従え
まずは「郷に入っては郷に従え」、新しい職場でのやり方や考え方に従いましょう。
ブランクを置いての新しい職場ともなると、あなたの経験と違うやり方やあなたには考え付かない考え方には必ず出会います。その職場にはその職場の歴史があってその時点で最善だと考えられている方法や考え方が採られているはずなのです。
ひとまずは、そのやり方・考え方に従って、職場の人はどんなやり方をしていてどんな考えを持っているのかを知りましょう。また、「なぜそうしているのか」を聞いてみましょう。
郷に従ってからの・・・提案!
理由を聞いてみても納得できない時は、あなたが知っている方法や考え方を具体的に提案して、「こんな方法はどうだろうか」「こういった考え方ではどうだろうか」と聞いてみましょう。
あくまで提案してみる・聞いてみるという姿勢が大事です。「今のこんな方法はよくない」「私が前いた職場ではこんなことはしていなかった」と言うと、新しい職場のやり方を責めることになってしまいます。
提案ならば新しい職場の人も悪意を持たずに聞くことができますし、また、あなたが今の仕事を否定したいわけではなく仕事に前向きに取り組んでいるという姿勢が伝わりやすいのです。
新しい職場は、必ずしもあなたの経験もすべて否定していません。むしろ外の職場の知恵を欲しがっていることも多いのです。
あなたの経験を新しい職場にもシェアする気持ちで提案してみましょう。
職場の看護師たちも困っているかもしれない
あなただけでなく、職場の看護師たちの側も“新人”を迎えて戸惑っているし、指導にはそれなりの苦労が伴うのだということを、受け入れましょう。
「ああ、みんなも困っているんだ」と許せる気持ちになれたり、指導の相手に敬意を持てれば、こちらも気が楽になります。きつく聞こえていた言葉も、「本当は余裕がないのは相手のほうかも」と思って聞いてみると、けっこう聞けるものですよ。
「できる・できない」の意思表示は指導を受ける側の責任感の現れ
また職場の側から見て、指導の場面や新しい看護師を迎えてすぐの場面で、どんなことが一番困るかというと、「どこまでできるか、どこまで指導すればいいのかがわからない」ということです。
ですから、指導を受ける立場としては「私はここまでのことはできます」「ここからはよくわかりません」といった、できる・できないを表明することはとても大事です。
ブランクがあると、指導を受けるような場面からも離れているために、指導にすっかり受け身になってしまってこういった意思表示ができなくなっていたりもします。
指導を受ける場面だけでなく、新しい仕事を依頼されたりするような場面でも、このような意思表示は一番大事なことです。
だって、できないことを「はいはい」と安易に引き受けて、後になって誰かに助けを求めたりわからないままやり続けて患者さんを危険に晒すことほど看護師として無責任なことはありません。
「できる・できない」を意思表示するのは、看護師としてあなたがどこまで責任をとれるか、という意思表示でもあるんです。
自分にがっかりしない
ブランクから再就職して新しい職場に来たものの、思いのほか仕事ができない自分に気づいたり、忘れている自分に気づいたり、周りの看護師や患者さんがいうことが自分を責めているように感じたりして、がっかりすることもあるでしょう。
いくら経験があると言っても、仕事がすぐにできないのは当たり前のことです。
はぁっとため息が出た、そんな時はむしろ、自分の肩をぽんぽんと叩いて「よくやってるよ」と自分に声をかけましょう。それから、どうすればできるようになるかを考えましょう。
まとめ
いかがでしたか?経験があるとはいえ、新しい職場から見ればあなたは“新人”です。この心得を胸に、いざ、新しい職場へGO!
・・・といきたいところですが、新しい職場探し、大丈夫ですか?あなたが心の準備をしていても、雰囲気が合わない職場や看護師との折り合いが良くない職場はありますし、そういう職場への再就職は避けたいですよね。
そんな時は転職サイトを活用しましょう。求人情報だけを見ていても職場の雰囲気はわからないものです。あなたに合った雰囲気の職場を探すなら、コンサルタントにお任せしましょう!
執筆者情報
看護師、ブランクからの求人 編集部
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